ドバイのゴミ収集事情 一軒家編

今回はドバイのゴミ収集事情、一軒家編です。集合住宅は各階にシューターがあって、そこに投げ入れるだけ、と思います。
戸建ての場合、写真のようなゴミ箱1セットが家の前に置いてあります。ドバイ人の家のような大きな屋敷だと、2個ずつ置いてあります。

戸建てですので、庭木切ったもの(写真はデーツの葉っぱが置いてあります)とかも、このゴミ箱設置場に置いてあるので、一緒に回収していくものと思われます。
分別は、リサイクル可能(ビンとか)は緑色、それ以外は黒のゴミ箱ですが厳しく守られてる様子もありません。
収集は業者が行っており、だいたい日の出前あたりに毎日来ます。ゴミ箱にはゴミ袋が入ってますが、これは業者がゴミ箱を空にするたび新しく入れてくれます。
ゴミ収集費用は家賃に込み、という事で実費がいくらかはわかりません。
つい最近までは、地区(一軒家5軒に1個くらい)に大きなゴミ箱があり、それを収集して砂漠に投棄していたのです。日本ではプラゴミは変化しないとか諸説ありますが、私の見た限り、砂漠地帯では乾燥と高温でプラゴミは短期間で細かくなる様子です。そして雨が降らないし、地下水もほぼ無いので、特に汚染が問題になった事も無い気がします。
しかし、都市の近代化に従い、ついに廃棄物処理・焼却発電施設、なるものが最近完成しました。これは日本の商社が組成したプロジェクトです。

仕事で見学に行きました。世界で最大の償却発電施設だそうです。焼800度で償却し、排出した「灰」で道路に敷設するブロックなどを作るそうです。
一軒家では、ほぼ家にメイドさんがいます。ゴミを捨てるのはこの人達で、ゴミの分別を学習させるのはなかなかに難しい、という問題もあります。ので、この焼却システムのようにまとめて燃やしちゃうのは、地域の特徴に沿った良いアイデアかも知れません。
私自身も日本に帰国して、ゴミの分別とか、ゴミを出す曜日とかの細かい規則になかなか慣れません。慣れる頃には日本を離れるという…。
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