ドバイの漁業と魚市場:知られざる海の恵み

UAE
K.Tsumori

こんにちは、津守京子です。UAEドバイに移住し、30年以上イスラム圏でビジネスに携わってきました。この経験を活かし、日本企業がイスラム市場で成功するための架け橋となりたいと思っています。ビジネスに関するサポートが必要な方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

専門分野:
日本と中東市場の貿易ビジネス
通訳・翻訳、ビジネスマナー
日本企業の中東市場進出支援

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ドバイは海に囲まれており、漁業が盛んです。国民の年間魚消費量も30キログラムと意外にも多いです。一般的にはあまり知られていませんが、ドバイには漁港もあります。沿岸での小規模な漁業だけでなく、少し大きめの船を使って150キロ沖で4日間程度の漁業も行われています。

漁獲される魚には、シェリーと呼ばれる鯛の一種やアジ、マグロなど種類が豊富です。漁法は海底に針金で作った大きなカゴ状のものを沈め、カゴが魚でいっぱいになったら引き上げるという方法が一般的です。漁獲された魚は提携した小売業の冷蔵車に港で積み込まれます。 【以下の写真は漁港に併設の魚市場。鮮度は良いけど高価】

ドバイの漁業では、日本のような魚のしめ方はありません。海水の気温が高いため、脂の乗った魚よりもパサパサした魚が主に漁獲されます。特にインド人には「キングフィッシュ」と呼ばれる魚が人気で、どのレストランにもメニューに載っています。

【以下の写真はジュメイラ漁港で漁から戻った漁船の水揚げ風景。乗組員8名はインド人】

しかし、最近では魚の小売価格が非常に高騰しており、10年前と比較すると3倍にもなったと感じます。

【この針金製のカゴを海中に沈めて魚を捕獲。中にはエサとなる古いパンが入ってます。このパン、浮かないのでしょうか?】

【漁業用捕獲カゴ満載のダウ船】

【ジュメイラ港併設魚市場。ジュメイラというドバイ屈指の高級住宅地に立地のせいかかなり高価。鮮度は抜群】白い建物は漁協のようなものです。

【漁港といえば猫】

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